はじめに:ダックスフンドって太りやすいの?
「ダックスフンドって、ちょっとぽっちゃりしてる子が多い気がする…」
そう感じたことはありませんか?
胴長短足の体型に、つぶらな瞳で「もっとちょうだい」と見つめられたら、ついおやつをあげたくなってしまうのが飼い主の本音。
でも実は、ダックスフンドは「太りやすい犬種」と言われることが多い犬種なんです。
今回は、なぜダックスフンドが太りやすいと言われるのか、体型・性格・遺伝などの視点からくわしく解説します。
また、愛犬を太らせないようにするためのコツもお届けします。
愛犬の健康と寿命を守るためにも、ぜひ参考にしてみてください。
ダックスフンドが太りやすい理由をひも解く

① 胴長短足の体型=運動量が不足しやすい
ダックスフンドは、胴体が長くて足が短い「胴長短足」の特徴的な体型。
この体型はとっても愛らしい反面、走ったり跳ねたりする運動量が自然と少なくなりやすいと言われています。
特にソファやベッドなどの段差を避けて生活させる場合、運動量はかなり制限されがち。
その結果、摂取カロリーに対して消費カロリーが少なくなり、太りやすいという構造になるわけです。
② 食欲旺盛で「もっとちょうだい」が止まらない性格
ダックスフンドは、比較的食欲が強い犬種としても知られています。
「食べるのが好き」「飼い主の顔色を見ておやつをねだるのが得意」など、
性格的にも“太りやすい環境がそろいやすい”という特徴があります。
飼い主としては甘やかしたくなる気持ちもありますが、
体重コントロールは寿命に直結する大事なテーマ。
特に肥満からくるヘルニアや関節トラブルは、ダックスフンドにとって深刻な問題になります。
③ 遺伝的な傾向もある?
犬種ごとの体質や代謝の違いは遺伝とも関係しています。
「ダックスフンド=必ず太る」というわけではありませんが、
肥満になりやすい傾向があるという研究報告や飼い主の体験談も多く見られます。
ダックスフンドの平均体重

ダックスフンドは3種類存在していて、それぞれ体重や大きさも異なります。
ここでは、それぞれの平均体重を見ていきましょう。
- スタンダード・ダックスフンド:9〜12kg
- ミニチュア・ダックスフンド:5kg以下
- カニーヘン・ダックスフンド:3〜3.5kg
ただし、性別や個体によって多少前後するようです。
定期的に愛犬の体重を測定をして、適した体重を把握しておくと良いでしょう。
ダックスフンドを太らせないコツ
①適切な食事

ダックスフンドだけに限らず、どのわんちゃんにも健康に過ごしてもらうために欠かせないのが健康的な食事。
ダックスフンドに特化されているドッグフードもいくつかあるので、愛犬に適した餌を選んであげると良いでしょう。
ここではダックスフンド向けに特化されたドッグフードをいくつかご紹介していきます。
12ヶ月までの子犬に特化されたドッグフード
こちらは、ダックスフンド用ではないですが、パピー期に特化されたドッグフードです。
初乳に多く含まれる免疫グロブリン配合。
また、善玉菌を増やすラクトフェリンや、脳の発達をサポートするDHAも配合されています。
成犬したダックスフンドのために開発されたドッグフード
こちらは、生後10ヶ月過ぎたダックスフンドに特化されたドッグフード。
健康な股関節や骨、筋肉を維持するためにカルシウムとリンを使用しているそうです。
また、カロリー含有量を適切に調整し、理想的な体重を維持できるようにサポート。
更に、適切な量のタンパク質が健康的な筋肉も維持します。
13歳から始めるミニチュア・ダックスフンドに特化されたドッグフード
こちらは13歳以上のミニチュア・ダックスフンド向けに開発されたドッグフード。
腰や関節の健康維持のためにグルコサミンとコンドロイチンが配合されています。
また、こちらの商品も骨・歯の健康維持のためにカルシウム・リンを使用。
更に、こちらのドッグフードはふっくらとしていてシニア犬に食べやすい食感なのも嬉しいポイント。
ぜひ、愛犬に合ったドッグフードを探してみてくださいね。
また、餌だけではなくおやつも適切な量与えるようにしましょう!
②たっぷり遊ばせてあげる

ダックスフンドは元狩猟犬。
そのため、探究心旺盛で遊ぶことが大好きな子が多いと言われています。
中には穴掘りが大好きな子もいるのだとか。
それゆえ、毎日のお散歩に加えて、自宅でもロープを使った引っ張り合い遊びや、ボール遊びを取り入れて、適切な運動量を確保させてあげると良いでしょう。
ただし、腰に負担がかかってしまうような高いジャンプや、急な段差には注意が必要です。
ダックスフンドって太りやすいの?:まとめ

さて、今回は、ダックスフンドが太ってしまいやすい理由と、体重管理のコツをお届けしてきました。
足が短くて、ぽちゃっとした体型と、くりくりお目々なダックスフンドは多くの飼い主さんを翻弄することでしょう。
しかし、太りすぎはヘルニアや関節のトラブルの引き金にもなりかねないので注意が必要です。
愛犬に適したお食事と、運動量で、1日でも長く愛犬と健やかに過ごせるように、『ダックスフンドを太らせないコツ』もうまく取り入れていきましょう。
※この記事は、実際の体験や獣医師監修サイト、企業公式情報をもとに構成しています。
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愛犬に気になる症状がある場合は、必ず獣医師にご相談ください。
【参考にしたサイト】
▶︎ダックスフンドはおデブになりやすい?その原因と予防法を徹底解説
こちらの記事もおすすめです!
▶︎【犬の寿命ランキング犬種別TOP5】と愛犬を長生きさせるコツ
▶︎【犬の平均寿命】サイズ・犬種別データと長生きの秘訣を解説






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