外国人は犬にケージやサークルを使わない?

ドバイは約80〜90%の人が外国人と言われています。
そんなドバイで犬を迎え入れて、様々な国の飼い主さんと話す機会が増えました。
中でも驚いたのは、ケージやサークルを使わない人々が多いという事実です。
これは文化や生活スタイルの違いが大きく影響しています。日本では室内の狭さやしつけの一環としてケージを活用することが多いですが、海外では犬をより自由にさせる飼い方が一般的です。
一部の国では日本のペットショップの動物達に対する扱いも、「こんな狭い場所に閉じ込めるなんて!」と衝撃を受けるそうです。
今回はそんな外国人と日本人のペットに対する考え方の違いや、それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。
ドバイで気付いた犬の飼い方の違い

(1) 住環境の違いが影響
ドバイでは、日本に比べて住居が広く、庭付きの一軒家に住む人が多いです。
そのため、犬を自由に動き回らせるスペースが確保でき、ケージやサークルの必要性を感じないという意見が多く見られます。
(2) 犬を“家族”として扱う文化
外国人の多くは、犬を家族の一員として考え、人間と同じ空間で自由に過ごさせることを重視しています。一方、日本では「犬専用のスペース」を作ることで安全を確保するスタイルが一般的です。
(3) さまざまな国の考え方が混ざり合う環境
ドバイでは、多国籍な環境の中でさまざまな犬の飼い方に触れることができます。国や文化によって考え方が異なるため、それぞれのスタイルを比較する機会が多いのが特徴です。
例えば
- ヨーロッパ出身の人:犬を“家族の一員”として扱い、室内で自由に過ごさせることを重視。ケージを使わずにしつけはトレーニング施設に任せることも一般的です。
- フィリピン出身の人:フィリピンでは犬を庭で飼うことが多く、家の外にいる時間が長いのが特徴です。そのため、ケージやサークルを設置する文化自体が少ない場合もあります。
- 日本出身の人: 室内飼いが主流で、犬を守るためやしつけのためにケージやサークルを使うことが一般的です。
このように、ドバイではさまざまな国の文化が入り混じっているため、それぞれの犬の飼い方や考え方を比較し、学ぶ機会が多いと感じます。文化の違いを知ることで、自分の飼い方を見直すきっかけにもなります。
犬用ケージやサークルを使うメリット・デメリット

犬用ケージやサークルを使うメリット
1. 安全管理ができる
留守中や夜間に犬を安全に管理できる。
2. しつけがしやすい
トイレトレーニングや落ち着かせる場所として活用可能。
3. 家具や床を守れる
犬による家具や床の噛みつき・破損を防止。
4. 災害時や避難時に役立つ
災害時や緊急時に避難所へ移動する際、ケージ慣れしている犬は移動中も落ち着いていられるため、安全でスムーズな避難が可能になります。
特に公共の避難所ではケージの使用が必須な場合もあるため、普段から慣らしておくことで愛犬にも飼い主にも安心です。
犬用ケージやサークルを使うデメリット
1. ストレスが溜まりやすい
狭い空間に閉じ込められることで、犬にストレスがかかる場合がある。
2. 自由が制限される
犬が動き回る機会が減る。
3. 誤解を招くことも
海外では「閉じ込める=虐待」と捉えられることがある。
犬用ケージやサークルを使わないメリット・デメリット

犬用ケージやサークルを使わないメリット
1. 犬が自由に過ごせる
家の中でのびのびと動けるため、犬の精神的な安定につながる。
2. 飼い主との信頼関係が深まる
犬が家族の一員として扱われている感覚を得られる。
3. スペースを有効活用
ケージやサークルを設置しない分、部屋が広く使える。
犬用ケージやサークルを使わないデメリット
1. 安全面のリスク
留守中や夜間に犬が危険な物を誤飲したり、家具を壊したりするリスクが高くなる。
2. しつけの難易度が上がる
トイレやお留守番のトレーニングが難しくなる場合がある。
3. 環境に左右される
部屋が狭い場合や家具が多い場合、自由にさせると事故が起きやすい。
4. 災害時に避難が大変になる
犬がケージに慣れていないと、災害時や避難時にケージでの移動や避難所での生活にストレスを感じることがあります。
公共の避難所ではケージの使用が必須の場合が多く、慣れていない犬だと不安や興奮状態に陥りやすくなります。
文化の違いを理解して、愛犬に合った選択を

ドバイでの生活を通して、日本と海外の犬の飼い方には様々な違いがあることに気付きました。
しかし、どちらが正解というわけではなく、飼い主のライフスタイルや愛犬の性格に合った選択をすることが大切です。
たとえば、狭い日本の住環境ではケージが有効ですが、広い海外の住まいでは不要な場合もあります。愛犬がストレスを感じない環境を整え、安全と快適さのバランスを取ることを心掛けましょう。
※この記事は、筆者の実体験および複数の国際的なペット文化に基づいた一般的な傾向を参考に構成しています。しつけや飼い方には個体差がありますので、愛犬に合わせて無理のない方法を選んでください。
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