ラマダンとは?
まずは、ラマダンとはイスラム教において最も神聖な月であり、約1か月間、日中の断食を行う期間を指します。
具体的には、日の出から日没まで飲食を慎む習慣があり、敬虔なイスラム教徒にとっては重要な宗教行事です。
一方で、近年のドバイのラマダン期間では観光客や在住外国人の増加に伴い、公共施設やレストランの対応も大きく変化しつつあります。
そこで、この記事では旅行者や在住者向けに、ラマダン中でも楽しめる最新のドバイ事情を紹介します。
2025年のドバイのラマダン、レストランやモールはやっているの?

それでは、2025年のドバイにおけるラマダン中のレストランやモールの営業状況はどうなのでしょうか?
結論から言うと、多くの観光客や移住者の需要に合わせ、主要ショッピングモールをはじめ、多くの施設が通常通り営業を続けています。
約3年前のドバイでのラマダン体験:当時は昼間休業していた店が多かった
私たちは約3年前にドバイに移住し、当時初めてのラマダンを体験しました。
その頃はショッピングモールやレストラン、カフェなど、日中に閉まっているお店が多かったのです。
さらに、多くの人がラマダンを厳格に守る雰囲気があったため、街中でも断食に配慮した静かな空気が漂っていました。
しかしながら、ここ数年、ドバイの観光客数は大幅に増加し、それに合わせるようにラマダン中でも営業する店舗が増加してきています。
【最新】2025年3月2日:モール・オブ・エミレーツの様子

2025年3月2日にモール・オブ・エミレーツへ行った際には、モールの一部がラマダンの飾り付けで美しく装飾されていました。
とはいえ、レストランなどのお店は通常通り営業しており、観光客も含め多くの人が食事を楽しんでいる姿が見られました。
また、夕方頃から、ラマダン用の中東のメニューを提供しているレストランもありました。
観光客や在住外国人に向けたサービスが以前より充実している印象があります。
ラマダン仕様の街並みが増えるドバイ

ドバイの街並みでも、伝統的なラマダンの雰囲気を味わえるスポットが多く見られます。
私達の住むエリアでも綺麗な装飾を見ることができます。
夕方の日没後には、家族や友人同士が集まり、**イフタール(断食明けの食事)**を楽しむ様子が街のあちこちで見られます。
さらに、夜になると、街は一気に活気づき、レストランやカフェは深夜までにぎわいます。こうした夜の盛り上がりも、ドバイのラマダン期間ならではの特徴と言えるでしょう。
まとめ:2025年ドバイのラマダンはほぼ通常通り
2025年のドバイでは、ラマダン中でも多くのレストランやモールが通常営業し、旅行者や外国人にも利用しやすい環境が整っています。
公共の場での飲食のマナーには配慮が必要ですが、観光大国として柔軟な対応が進んでいるため過度な心配は不要です。
事前に営業時間やラマダン期間のマナーを確認しつつ、異文化体験としてラマダンの街を楽しんでみましょう。
※この記事は筆者の体験や現地の状況に基づいて構成されています。
ラマダン時期の営業状況や運用ルールは変更される場合があるため、最新情報は公式サイト等でご確認ください。
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