犬用食器にできるぬめりの正体:「バイオフィルム」

わんちゃんの食器にしつこい「ぬめり」が残ってしまうことってありませんか?
実は、あの「ぬめり」の正体は、「バイオフィルム」という細菌の膜なんです。
人間と同じく、犬の口の中にも多くの細菌が存在しています。
特に犬の唾液にはアルカリ性の性質があり、酸性に比べて細菌が増えやすい環境を作りやすいといわれています。
そこにフードの食べ残しが加わると、細菌たちは栄養源を得てどんどん繁殖し、表面に膜を形成します。
これが「バイオフィルム」となってしまうのです。
愛犬の健康のために犬用食器を正しく洗おう

食器を長時間放置してしまうと、バイオフィルムはどんどん強固になってしまいます。
こびりついたぬめりは簡単には落ちず、雑菌の温床になってしまうことも。
だからこそ、食後はできるだけ早めに食器を洗って、キレイな状態を保ってあげることが大切です。
【参考にしたサイト】
▶︎ ブッチ・ジャパン|犬用食器のぬめり対策と洗い方のポイント
犬用食器の効果的な洗浄方法

1. 用意するもの
- 乾いた布や紙
- 酸性の洗剤(クエン酸やお酢でも代用可能)
- ペット用のスポンジ
2. 洗浄手順
- 犬用食器を乾いた布や紙で拭き取る
- 酸性の洗剤、もしくは水で薄めたクエン酸やお酢を犬用食器に吹きかける
- ペット用のスポンジで擦って水で流す
- よく乾かす
【参考にしたサイト】
▶︎ 日本トリム公式メディア「TRIM Media」|ペット用食器に残る“ぬめり”の正体と対策
犬用食器の素材:それぞれの特徴

ぬめりの発生を抑えるためには、素材選びも大切です。
素材それぞれの特徴をチェックして、飼い主さんや愛犬に合ったものを選びましょう。
ステンレス製
ステンレス製の食器は、丈夫で傷がつきにくく、衛生面でも人気のあるアイテムです。
ただし、金属アレルギーがある子には向かないことも。
また、安定しない食器はカタカタと音が鳴りやすく、その音を嫌がる犬もいます。
プラスチック製
プラスチック製の食器は軽くて扱いやすく、価格も手頃。
それゆえ、犬の成長に合わせて買い替えしやすいのも魅力的です。
ただし、変形や傷がつきやすい点には注意が必要です。
更に、キズがついた部分には雑菌が繁殖しやすくなるため、こまめに洗って清潔を保つことが大切です。
状態を見ながら、定期的な買い替えも検討してみましょう。
シリコン性
シリコン製の食器は、軽くて柔らかく、折りたためるタイプも多いため持ち運びに便利です。
それゆえ、旅行やアウトドアなど、外出先での使用にぴったりです。
しかし、丈夫で扱いやすい反面、軽すぎて安定しづらい点がデメリット。
自宅で毎日使うには、底が滑りにくく、ある程度の厚みがあるものを選ぶと良いでしょう。
【参考にしたサイト】
▶︎ ブッチ・ジャパン|犬の食器、素材別の特徴と選び方
犬用食器の正しい洗い方:まとめ

犬の健康を守るためには、日頃の健康的な食事や運動に加え、犬用食器の清潔さを保つことも大切です。
我が家の愛犬の食器も定期的にしっかりと洗浄することで、ぬめりを予防しています。
また、最近ではぬめりを落とすことに特化したペット用洗剤も売られているので、確認してみると良いかもしれません。
愛犬に1日でも長く健康でいてもらうために、きちんと清潔な食器環境を整えてあげましょう。
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愛犬の体調や衛生面に不安がある場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
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