犬のマーキングとは?攻撃性にも関わる?
犬のマーキングとは、尿を使って自分の縄張りや存在を主張する行為です。
特に、オス犬によく見られ、散歩中や家の中でも過度なマーキングをすることがあります。
我が家の愛犬のボーダーコリー(オス)も散歩中に隙を見つけてはマーキングをしたがります。
一方で、愛犬のマーキング回数が多い理由として、ストレスやホルモンバランスが関係している可能性もあります。
ここでは、犬のマーキングの平均回数や、回数が多い原因、対策方法を見ていきましょう!
犬のマーキングの平均回数
(1) 一般的な一日の平均排尿回数
- 子犬:7〜10回
- 成犬:3〜4回
- シニア犬:5〜6回
※ただし、年齢や性格、環境、散歩の長さによって大きく異なる個体差があります。
特に、オス犬の方が回数が多く、メス犬は比較的少ない傾向にあります。
(2) 排尿が明らかに少ないのは病気のサイン?
尿路結石や膀胱炎などを発症してしまうと、排尿の回数が減ることも。
明らかに、いつもより、尿の回数が少ない時は、獣医さんに相談をしましょう。
犬が頻繁にマーキングする理由

犬がマーキングを多くするのは、いくつかの理由があります。
(1) 縄張り意識の強さ
犬は自分の存在をアピールするためにマーキングをします。
特に、散歩中に他の犬のマーキングの跡を嗅ぐと、上書きするようにマーキングすることがあります。
(2) 不安感を解消するため
犬がマーキングをする理由として、不安感を解消している可能性もあります。
特に、飼い主さんの不在時など、マーキングによる自分のにおいを拡散することで安心感を得ようとしているのかもしれません。
(3) 発情期の影響
未去勢・未避妊の犬は、発情期にホルモンの影響でマーキングの回数が増加する傾向があります。
マーキングの適切な対策法
回数が多すぎる場合、適切な対策を行うことで改善できます。
(1) トイレトレーニングの見直し
トイレトレーニングがまだ未完全のわんちゃんは、マーキング回数が増えてしまうことも。
マーキングではなく、決まった場所で排泄することを教えます。成功したらしっかり褒めてご褒美を与えましょう。
(2) 愛犬の気を逸らす
マーキングの前に、芝生の匂いを嗅ぐなどのお決まりの行動があるわんちゃんなら、事前に予防することができます。
例えば、お決まりの行動中に、声をかけて愛犬を呼ぶなどの気を逸らす行動をとってみましょう。
(3) ストレスを溜めないようにする
愛犬がコミュニケーション不足や、引越しなどによる環境の変化、お散歩不足などで、ストレスが溜まってしまうとマーキング回数が増えてしまうことも。
飼い主さんとの十分なコミュニケーションや、適切なお散歩の時間を確保してあげましょう。
まとめ

では、最後に大切なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
犬のマーキングの平均回数は犬種や個体差によって大きく違いがあります。
また、愛犬のマーキング回数が多い理由として、縄張り意識の表れである可能性がある一方で、ストレスや不安を抱いている可能性も。
日頃から、愛犬の様子をよく観察し、適切な対策法をとれるようにしましょう。
【参考にしたサイト】
▶︎ いぬのきもち|1日何回が適切?犬のおしっこの回数についてのQ&A
▶︎ 愛犬お悩みブログ|マーキングをやめさせたい!原因と対処法
※この記事は、実際の体験や公的機関・企業サイトの情報をもとに構成しています。
愛犬に気になる症状がある場合は、必ず獣医師にご相談ください。
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