キュートアグレッションとは?
ペットや小さな我が子を見つめていると、可愛すぎて衝動的になることはありませんか?その現象にもきちんとした名称があり、「キュートアグレッション」といいます。
「キュートアグレッション(Cute Aggression)」は、あまりにも可愛すぎる対象を目の前にしたときに、「思わずぎゅっと抱きしめたい」「少し乱暴なくらいに触りたい」など、攻撃的とも取れる衝動を感じてしまう心理現象のことです。
例
- 愛犬を見て「可愛すぎる!」と頬ずりしたり、強く抱きしめたくなる。
- 赤ちゃんのほっぺを思わずつねりたくなる。
一見、「可愛い」というプラスの感情と「攻撃的」というマイナスの感情は相反するように感じますが、この現象は脳の興奮と抑制のバランスを取ろうとする自然なメカニズムの一つと考えられています。
キュートアグレッションが起こる原因

キュートアグレッションは、心理学や神経科学の観点から以下のように説明されています。
1. 脳の過剰興奮を抑制しようとする働き
あまりに可愛いものを見ると、喜びや興奮を司る脳の部位が過度に刺激されます。
その結果、脳がこの強い快感を緩和しようとする結果、アグレッシブな衝動が出ると言われています。
2. 愛情と保護本能の裏返し
「可愛すぎて壊してしまいたい」など、一瞬「危険」な想像が浮かぶ場合がありますが、それは強い愛情や保護本能が裏返しの形で表に出ている可能性があります。
「すごく可愛い」=「自分が守らなくては!」と、強い衝動に繋がり、その気持ちが更に、キュートアグレッションへと繋がってしまうことがあります。
3. ホルモンの影響
可愛い動物や赤ちゃんを見ると、私たちの脳内では「幸せホルモン」と呼ばれる物質が分泌されるといわれています。
たとえば、オキシトシンやセロトニンといったホルモンは、本来、心を落ち着けたり、人とのつながりを深める働きがあるものでポジティブな反応です。
しかし、こうしたホルモンが一気に出ることで、気持ちが高ぶりすぎることもあります。
その結果、「思いきり抱きしめたい」、「ちょっとかじりたくなる」ような、衝動的な感情がふと湧いてくることがあるといわれています。
ペット・子どもが可愛すぎると感じる場面

キュートアグレッションは、特に以下のようなシーンで起こりがちです。
- 新生児や小さい子どもを抱っこしたとき
まだ赤ちゃんの柔らかいほっぺやぷにぷにの腕を見て、「思わずぎゅっとしたい」と感じることがあると思います。
- 愛犬や子犬を撫でているとき
しっぽを振りながら無邪気にじゃれついてくる愛犬を前に、「可愛すぎて抱きしめたい!」と強い衝動を覚えることがありませんか?
- ペットや子どもの寝顔を見たとき
無防備な寝顔や姿は、さらに可愛さを増幅させます。その結果、キュートアグレッションが生じやすくなります。
キュートアグレッションの対処法と注意点

キュートアグレッション自体は、必ずしも悪いことではありません。それゆえ、過度な行動に移さなければ問題ないといわれています。
しかし、キュートアグレッションを感じたら、下記のポイントを意識しておくと安心です。
1. 深呼吸して落ち着く
衝動を感じたら、まずはゆっくり深呼吸して脳を落ち着かせましょう。脳が興奮状態に陥るのを防ぐ効果があります。
2. 軽く運動する
少し体を動かすだけでも、興奮で高ぶった気持ちが落ち着くことがあります。
これは、自律神経のバランスが整うことで、頭の中が「可愛い!」でいっぱいになっている状態から、気持ちを切り替えやすくなるためです。
軽い運動は、気持ちをクールダウンさせるのにぴったりです。
3. 対象から一旦離れる
あまりにも可愛さに気持ちが集中しすぎると、キュートアグレッションのスイッチが強めに入ってしまうことも。
そんなときは、可愛いと感じている対象からちょっと離れてみたり、視線を別の方向に向けたりして、気持ちを少しずつ落ち着かせてあげましょう。
4. 自分を客観的に見てみる
客観的に、自分を見て「今、自分はキュートアグレッション中だ。」と自覚してみることで、落ち着きを取り戻せることがあります。
【参考にしたサイト】
▶︎ BabyKera|キュートアグレッションとは?可愛いものへの“攻撃したくなる”心理の正体
まとめ
「ペットや我が子が可愛すぎて起こる現象」であるキュートアグレッションは、脳が喜びの感情をコントロールしようとする自然な反応と考えられます。自分や周囲に危害が及ばない限り、それほど心配する必要はありません。
私も、愛犬や息子に度々この衝動を感じてしまうことがあります。
ただし、衝動があまりにも強く、行動が過激になりそうなときは注意。上記の対処法を意識して、自分の感情をうまくコントロールするよう心がけましょう。
私も愛犬や子どもとのコミュニケーションを大切にしながら、可愛い瞬間を楽しみたいと思います。
※この記事は、実際の体験や公的機関・企業サイトの情報をもとに構成しています。感情のコントロールに不安がある場合は、専門機関への相談をおすすめします。
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